腎臓内科

腎臓の”静かな変化”を見逃さず
未来の腎機能を守る

腎臓は、機能がかなり落ち込むまで体に警告を出さない臓器です。痛みやだるさが現れたときには、すでに回復の難しい段階まで進んでいることも珍しくありません。異変をつかむ手がかりになるのは、血液や尿の検査値です。
もうひとつ知っておいていただきたいのは、腎臓は一度傷つくと元に戻りにくいという性質です。検診は定期的に受けていただき、値に指摘があった場合は後回しにせず受診してください。尿蛋白や尿潜血の数値に不安を抱えている方も、遠慮なくご相談ください。

診療時間・担当医表

スクロールできます

診療時間
【午前】9:00~12:00 ※9:00~11:00
大城
坂口 専門医
【午後】15:00~18:00 坂口

◎毎火曜午前受け付けております。
※火曜日の午前診療は9:00~11:00となります。

お電話はこちら

TEL079-225-1234
受付時間
月・水・金9:00~18:00
火・木9:00~17:00
9:00~15:00
休診日
日・祝祭日

お問い合わせはこちら

お問い合わせ

担当医のご紹介

当院の腎臓内科の特徴

01症状のない「静かな変化」を捉える精密な診断と専門的評価

腎臓は機能が大きく低下するまで自覚症状が現れにくい臓器です。当院では、健康診断で指摘された尿蛋白や尿潜血などの小さなサインを見逃さず、顕微鏡を用いた精密検査や血液検査を通じて、腎臓の健康状態を専門的な視点から厳密に評価します。「いつもと違う」と感じた際の早期相談を大切にしています。

02人工透析専門医による、透析導入から維持までのトータルサポート

当院には「日本透析医学会認定透析専門医」が在籍しており、腎機能が著しく低下した際の透析導入の判断や相談に迅速に対応できます。単なる診断に留まらず、必要に応じた入院手配や透析治療へのスムーズな移行など、将来的なリスクを見据えた一貫性のあるケアを提供できるのが強みです。

当院の人工透析内科について

腎臓内科で診察する主な疾患

  • 腎不全

    腎不全と診断されても、急性型であれば回復の可能性があります。脱水・薬剤の影響・尿路の閉塞などが引き金となって急激にろ過機能が落ちますが、原因を取り除けば腎臓は再び働きはじめます。尿量が極端に減るのが目立つ変化です。
    慢性型はこれとはまったく異なる経過をたどります。年単位でゆるやかに進行し、一度失われた機能は戻りません。初期には症状がなく、血液や尿の検査で初めて異常が見つかるケースがほとんどです。ろ過が追いつかなくなると老廃物や水分が体内にたまりはじめ、むくみ・体の重だるさ・呼吸のしづらさ・食欲の低下・肌のかゆみとなって現れます。末期の「尿毒症」に至ると、強い吐き気や出血傾向など全身に深刻な影響が及びます。

  • ネフローゼ症候群

    腎臓のフィルター機能が破綻し、本来は血液中にとどまるはずのタンパクが尿へ大量に漏れ出す病態の総称です。タンパクが減った血液は水分を保持する力を失い、血管の外へ染み出した水分が全身のむくみとなって現れます。コレステロール値の上昇を伴うこともあります。

    患者さんが感じるのはこのむくみ程度にとどまることが多い一方、体の内側では免疫機能の低下・血液凝固の異常・腎機能の悪化が同時に進んでいる場合があります。背景には糖尿病などの代謝異常、自己免疫疾患、感染症、血液の病気、腫瘍性疾患など多くの疾患が関わりうるため、早い段階での専門的な評価が欠かせません。

  • 慢性糸球体腎炎

    腎臓の内部には糸球体と呼ばれる小さなろ過装置が無数にあり、血液中の老廃物をこし出しています。この糸球体に炎症が起こり続け、尿にタンパクや血液が漏れ出す状態が長期間にわたって続くのが慢性糸球体腎炎です。
    体調の変化はほとんど感じられず、職場の健診や学校の検尿で尿の異常を指摘されて初めて気づく方が大半です。なかでも多いのがIgA腎症で、免疫に関わるタンパク質(IgA)の一部に異常があり、それが糸球体にたまって炎症を引き起こし、腎機能を少しずつ削っていってしまうのです。治療にはステロイドや免疫抑制薬、降圧薬などを程度に応じて使い分けます。

  • 高血圧

    腎臓は塩分や水分の排出量を調整して血圧を安定させる臓器です。血圧が高い状態が続くと、腎臓の細い血管に負担がかかり傷んでいきます。血管が傷んだ腎臓は排出の調整がうまくいかなくなるため、体内に水分や塩分がたまりやすくなり、血圧をさらに押し上げる悪循環に陥ります。

    この悪循環は、もともと腎臓の病気を持っていない方にも起こりえます。高血圧を放置した結果、腎臓の血管が傷み続けて慢性腎臓病へ移行するケースは珍しくありません。腎臓を守るためにも、血圧の管理は欠かせません。

  • 腎硬化症

    腎硬化症は、腎臓内部の細い動脈が硬くなって血液を流しにくくなり、腎機能が低下していく疾患です。高血圧の状態が長く続くほど動脈への負荷は蓄積し、壁が厚みを増して内腔が狭まっていきます。
    進行は非常にゆっくりで、腎臓そのものからの警告は出ません。健診の尿検査で異常を指摘されたり、血圧に関連した別の症状で受診した際に初めて判明したりするケースが大半です。血圧の管理に加え、塩分を控えた食生活や定期的な尿検査の受診が、進行を遅らせるうえで重要になります。

  • 腎性貧血

    腎性貧血は、腎臓の機能低下が原因で起こる貧血です。腎臓にはろ過のほかに、赤血球の産生を促すホルモンを分泌する働きがあります。このホルモンが十分に出なくなると赤血球が不足し、息切れや倦怠感といった貧血の症状が現れます。
    一般的な貧血と同じように鉄剤で対処しても効果が得られないのが特徴です。治療では、不足しているホルモンを薬剤で補いながら、貧血の程度や腎機能の状態に合わせて投与量を調整していきます。

よくある質問

Q腎臓病の初期症状にはどのようなものがありますか?
A 腎臓病の初期症状は、日常のちょっとした体調変化と区別がつきにくい点が厄介です。朝のまぶたの腫れぼったさ、夕方に靴がきつくなるむくみ、抜けにくい疲労感、尿の色や回数の変化。どれも「疲れているだけ」で片づけてしまいがちなサインです。「いつもと違う」と感じたら、早めにご相談ください。
Q健診で尿蛋白を指摘されました。どうしたらいいですか?
A 指摘を受けたからといって、すべてが治療を急ぐ段階とは限りません。激しい運動や高熱のあとに一時的に出る問題のないタイプと、腎臓の病変を反映するタイプがあり、検査値だけでは区別がつかないためです。ただし自己判断での放置は危険ですので、精密検査で性質を確かめる必要があります。
Q健診で血尿(尿潜血)を指摘されました。どうしたらいいですか?
A 結論から言えば、放置は禁物です。健康な状態で尿に血液成分が混ざることはなく、指摘があった以上は原因を確かめる必要があります。ただし健診の簡易検査は試薬の反応で判定しているため、実際には赤血球が出ていない偽陽性もありえます。顕微鏡を使った精密検査で実態を確認してください。
女性は月経期間中に陽性と出る場合があるため、その時期をずらして再検査を受けましょう。
Q他の先生から、透析を行うように勧められましたが、どうしても始めないといけないのでしょうか?
A 放置しておくと、元気そうに見えても、風邪などをきっかけにして、突然、肺に水が溜まり、息が苦しくなったり、むくみがきて、だるい感じが強くなる症状がでてくることになり、場合によっては生命に危険を及ぼします。
透析を勧められるような状態ならば、早めに透析ができる施設に受診してください。
当院でも腎臓内科専門外来もありますし、それ以外の日でも日本透析医学会認定透析専門医(石井 洋治)がおりますので、気楽にご相談ください。
入院がすぐに必要なら、迅速に入院できるように手配いたします。

早期発見・早期治療のために
定期的な検査を

健康状態を正確に把握するためには、定期的な検査が欠かせません。当院では、骨密度検査・内視鏡検査・脈波検査・超音波検査・レントゲン検査など、幅広い検査に対応しています。気になる症状がある方はもちろん、症状が出る前の早期発見にも大きく役立ちます。詳しい検査内容については、「健診・各種検査」ページをご覧ください。

当院で対応している検査

  • 骨密度検査
  • 胃カメラ検査
  • 心電図
  • 脈波検査(血管検査)
  • 超音波検査
  • レントゲン検査
  • 眼底カメラ